戦争のかたちは変遷します。 最初、軍事訓練を受けた貴族による一騎打ちに始まり、傭兵を使ったり半兵半農をしたりとしながら、常備軍同士の戦いになります。 第1の戦争は、戦争をする人が誰か決まっている状態でした。 やがて鉄砲が普及すると、銃口の数が勝敗の決め手となることから、平民が徴兵されます。 民衆の協力無しには精強な軍隊はできなくなったことから、民衆を教育し、参政権を与え、苗字を与え家の概念を教え、乱交ではなく結婚を奨励し、「小さな貴族」のようにして戦争に参加させました。 第2の戦争は、国民皆兵と国家総力戦の状態です。全員が参加する戦争となったのです。 しかし